1、ノーマルゴブリン
どこにでもあるごく普通のゴブリンです。便宜上ノーマルゴブリンと呼ぶことにします。
最近はエルフやTeamAmericaの増加に伴いメインにPyrokinesisを積んでいます。タッチカラーはサイドのヤスデ団1枚だけで、不毛と港はそれぞれ4積です。良くも悪くも普通の形をしたゴブリンなので環境の変化を確かめたい時によく引っ張りだされます。
2、煽動者ゴブリン
突然の衰微のせいでとにかく薬瓶が仕事させてもらえないので追加で煽動者を積んだタイプのゴブリンです。
死儀礼に負けないよう、ゴーア族とペンデルヘイヴンと酋長で3ターン目に確実に殴りにいきます。死儀礼や石鍛冶、タルモといったブロッカーに対して煽動者＋ゴーア族が決まった時は脳内で快感物質が大量に分泌されるのですが、ドローが噛み合わなかったときの弱さが目につくので中々結果が出せていません。ただ、現在の環境では最も使ってて楽しい形のゴブリンではあります。
３、サリアゴブリン
その名の通り白をタッチしてサリアを積んだタイプのゴブリンです。
従来弱かったゴブリンの2マナ圏を強力なサリアに置き換えることで相手に干渉しつつ、後続3ターン目のロードを除去から守る避雷針として働きます。これのお陰で対ANT戦などでうっかりメインを取れてしまうことも。現環境におけるゴブリンの中でも唯一、結果を出せていることから世間で“レガシーのゴブリン”といえば今はこのタイプを指すことが殆どです。ただ、このタイプはタッチ白といっておきながら白マナが2ターン目にすぐ必要となることが往々にしてあるのでフェッチとPlateauを多めに積む必要があり、テンポデッキ相手に不毛で嵌め殺されるリスクが他のゴブリンデッキよりも圧倒的に高いのがネックになっています。
４、罰する火ゴブリン
除去枠に罰する火を積んだタイプのゴブリンです。
イニストラード以降、環境の生物の小型化によって市民権を得たタイプです。罰する火の土地を伸ばしたい性質が同じく土地を伸ばしたいゴブリンと見事にマッチしました。黒（リリアナを使うデッキ）が増えれば増えるほど活躍の機会が増える珍しいタイプのゴブリンです。しかし、真の名の宿敵登場後は罰する火で長期戦の構えをすることが難しくなったので使う機会が減りつつあります。ここ最近（とはいっても1年近く前ですが・・・）では珍しく自分で結果を残せたタイプのゴブリンなので結構お気に入りです。
5、死儀礼ゴブリン
相手の死儀礼がウザいならこっちも死儀礼を使えばいいやん！という発想からできたゴブリンです。
死儀礼→戦長→首謀者の動きには目を見張るものがありますが、大抵上手くいきません。また、ゴブリンは他のデッキと異なり、低マナ域のアクションよりも、中マナ域のアクションが多いので中盤以降に死儀礼が暇を持て余すことも珍しくありません。そして最後に、結局ベースはゴブリンデッキなのでハンデスやインスタント、ソーサリーがデッキにないため、死儀礼のライフルーズ能力を起動できるかどうかは完全に相手依存になっています。ぶっちゃけココ1年半くらいノータッチのゴブリンです。
6、伝説ゴブリン
伝説と謳っていますが、要はグレンゾをガン積みしたゴブリンです。
グレンゾが伝説であることをいいことに血に染まりし城砦、真火や今田の旗印といった今まで使ってみたかったけど使えなかったビックリドッキリカードを試験的に入れています。流石にMountain Strongholdまでは積んでませんが・・・旗印とグレンゾのおかげで異様なまでに疫病に強いのが特徴ですが、M15で出るOberisk of Urdのお陰で旗印は御役御免になるかもしれません。それとグレンゾはやはり悠長なのであまり活躍できていません。
7、トークンゴブリン
“1枚で勝てるゴブリン”ことクレンコを最大限活かしたタイプのゴブリンです。
M13が出た時点でこのタイプのゴブリンデッキは存在しましたが、酋長を引けなかったときの戦争司令官の有象無象っぷりが無視できるレベルでなく、また最近は死儀礼の1/2がナチュラルに対策になっていたので日の目を見る機会は減っていました。しかしM15でOberisk of urdを得ることにより復活の機会を得ました。まだM15が出てないので何とも言えませんが、今後に期待です。
こうして見ると一口にレガシーのゴブリンといってもその種類は多岐に渡りで実に沢山のゴブリンがあることが分かりますね。
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