【GP千葉】プロポイントを獲得する程度には頑張ってくれたゴブリンデッキの構成について 考察・まとめ その2
【GP千葉】プロポイントを獲得する程度には頑張ってくれたゴブリンデッキの構成について 考察・まとめ その2
【GP千葉】プロポイントを獲得する程度には頑張ってくれたゴブリンデッキの構成について 考察・まとめ その2
その1からの続きです

【GP千葉】プロポイントを獲得する程度には頑張ってくれたゴブリンデッキの構成について 考察・まとめ その1
http://aiueoaiueo.diarynote.jp/201611302056213277/


●メインボード
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser》
2 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
1 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1 《棘鞭使い/Stingscourger》
1 《火花鍛冶/Sparksmith》
1 《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
1 《ヤスデ団/Earwig Squad》

4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
3 《虚空の杯/Chalice of the Void》
1《タール火/Tarfire》

4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3 《不毛の大地/Wasteland》
3 《Plateau》
2 《鋭い突端/Needle Spires》
2 《山/Mountain》
1 《Badlands》

●サイドボード
4 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2 《Pyrokinesis》
2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《毒の濁流/Toxid Deluge》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》
1 《真髄の針/Pithing Nedle》
1 《三なる宝珠/Trinisphere》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》


●グレンゾと無色土地の兼ね合いについて

過去のエントリーで「騒乱の発端、グレンゾを運用するなら無色土地は7枚→5枚まで減らさなアカンな~」という趣旨の記事を上げました。

ですが今回使ったゴブリンはグレンゾを入れているにも関わらず無色土地は7枚のままです。これの理由について書きます。


まず、過去のエントリーで書いた「無色土地を減らさなければならない云々」というのはあくまでグレンゾをデッキコンセプトの中心に添えた構築した場合であって、今回使ったゴブリンのようにグレンゾはあくまで副菜扱いで、これ以外にキープ基準になる虚空の杯がきちんと取られているのであれば話は別です。

ですから今回の無色土地7枚+グレンゾ2枚の構成が問題になるのは以下の二つの条件を同時に満たしてしまった時だけです。

①キープ基準になるカードが初手にグレンゾしかない
②初手に赤マナ土地が1枚しかなかい


実はこのグレンゾ関連のマナトラブルは自分の中でも調整段階の時点で結構不安材料でした。

ところがいざ実際にマリガンテストをしてみると当初予想してたほどは問題になることも少なかったのでこの構成でいくことに決めました。


事実、GPで上の二つの条件を満たす初手が来てしまって渋々マリガンしたケースは1回しかありませんでした。(1回あったのかよ!と、見るか、1回しかなかったのか、と見るかは人それぞれだと思います)

これに対してグレンゾや無色土地のおかげで勝ったゲームは何回もあったので、グレンゾ2枚+無色土地7枚の構成は間違ってなかったように感じます。ただの結果論かもしれませんけどね。



●白いヘイトベアー不採用の理由

レガシーのゴブリンデッキにおいて虚空の杯やアメジストのとげのような置物枠をヘイトベアーにする構築はずっと昔からありますが、自分は一貫して反対です。

それは、相性2:8とかで真面目にやっても勝てないアンフェアデッキ(ANTなど)相手には『①1枚で勝てる②対処されにくい尖ったカード』で対抗するのが望ましいという考えが根底にあるからです。

ヘイトベアーは①1枚で勝てるという条件は満たしていますが、②対処されにくい、という点は満たしていません。

元々ゴブリンはクリーチャーの多いデッキですし、妨害カードには殴れるメリットよりも対処されにくい確実性の高さの方が重要だと判断して採用していません。

(自分が紅蓮破や外科的摘出、歪める嘆き等の丸いカードを滅多に採用しないのはこの二つの要素をどちらも満たしていないからです。)


アメジストのとげ(サリア)を採用しなかったのは単純に残枠の問題です。

対ANTは虚空の杯に加えてRIPも見た目上は対策カードになっていますし、Omni tellは仮に対策カードを引かずとも速度で殺れる可能性もあるので無くてもいけると判断しました。

聖域の僧院長はかなり長い間時間をかけて検討しましたが、WWの捻出が難しいのと、どうしても三なる宝珠より優先するだけの理由が見い出せなかったので採用しませんでした。


●非ゴブリンカードの1枚差しについて

結論から先に書くと、これは完全にバランスの都合からこうなりました。

三なる宝珠や毒の濁流がクリティカルなスペルであるのは事実ですが、たった1枚ではそれを欲しい場面で引ける可能性が低いのはまさにその通り。

しかし、例えば対miracleでいえば三なる宝珠以外にも対策スペルは虚空の杯4枚と針1枚があるので都合6枚あることになります。(稲妻造り士もサイドイン。サイドアウトはタクタク・棘鞭使い・グレンゾ・タール火 ※ヴェンセール型やこちら後手の場合はグレンゾ2枚)

対Omini tellなら虚空の杯4枚、罠の橋2枚、忘却の輪1枚、三なる宝珠1枚の合計8枚です。(しもべもイン。サイドアウトは火花鍛冶、焼却者2、名手、タクタク・タール火 ※クリーチャーをサイドインされたら鍛冶と焼却者を戻してグレンゾと首謀者をアウト)

対miracleで5枚や7枚ではなく6枚の理由は何なのか?と問われると「サイドアウトしたいカードと残したいカードの枚数や首謀者の打率を考えると6枚が具合が良いから」としか答えられませんが、ともかく1枚差しの非ゴブリンスペルは他のスペルのサイドイン・アウトとの調整の結果この枚数に落ち着きました。


例えば墓地対策を外科的摘出2枚だけしか取っていないゴブリンがそれをもってして対Reanimate対策はOKと判断するのは論外です。(その程度の中途半端な対策しか取らないのであれば全切りした方が良い。)

でも、このように他のカードも含めて対〇〇の対策カードは合計〇〇枚、というようにサイドボーディングプランがきちんと練られているのであれば非ゴブリンスペルの1枚差しも正当化できると思います。





これについては正直かなり体感的な話になってしまうので、未だに自分でもこれが正解かどうなのか確証が持てていません。

今後はもしかしたら考えを改めるかもしれません。

コメント

nophoto
ウォンカ
2016年12月5日22:25

回答いただきありがとうございます。
サイドボードに対する考え方がとても参考になりました。特に三なる宝珠がとても面白く感じられました。これを元に私もあれこれ試してみたいと思います。

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