あっという間に公開された霊気紛争のフルスポイラー
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/aether-revolt
新規カードは12月からぼちぼち公開されていたとはいえ、プレビューウィークが一週間しかなかったのでとても駆け足でしたね。
前回のエントリー(12月26日)で「来年もゴブリンにとってより良い状況になることを願うばかりです。」と書いたのも束の間、そこからわずか一週間後にゴブリンに入りそうなカードお披露目されました。
ご存じ金属ミミックです。
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金属ミミック/Metallic Mimic ②
アーティファクトクリーチャー 多相の戦士
金属ミミックが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを一つ選ぶ。
金属ミミックは、他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
あなたがコントロールする選ばれたタイプを持つ他の各クリーチャーはそれぞれ、+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。
2/1
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アトランティスの王に憧れてゴブリンも長い間2マナロードを欲していたのですが、その願いが2017年になってようやく実現しました。
従僕のブロッカーとして出てきた死儀礼・石鍛冶をブチ抜けないのが癪ではありますが、除去られても+1/+1カウンターは残るので酋長の下位互換というわけではありません。
そこで、この数日間は金属ミミックを入れたゴブリンの一人回しにずっと励んでいました。
案① 赤単タッチ黒緑 金属ミミックゴブリン
●メインボード
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《金属ミミック/Metallic Mimic》
3 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser》
2 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
1 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1 《棘鞭使い/Stingscourger》
1 《火花鍛冶/Sparksmith》
1 《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
1 《ヤスデ団/Earwig Squad》
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
1 《タール火/Tarfire》
4 《山/Mountain》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
3 《不毛の大地/Wasteland》
2 《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》
1 《Taiga》
1 《Badlands》
●サイドボード
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
2 《血染めの月/Blood Moon》
2 《Pyrokinesis》
2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》
1 《真髄の針/Pithing Nedle》
1 《三なる宝珠/Trinisphere》
案② 赤単タッチ緑 熟練金属ゴブリン
●メインボード
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの熟練煽動者/Goblin Rabblemaster》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《金属ミミック/Metallic Mimic》
3 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
3 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
2 《棘鞭使い/Stingscourger》
2 《騒乱の発端、グレンゾGrenzo,Havoc Raiser》
2 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
2 《タール火/Tarfire》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《くすぶる劣塔Smoldering Spires》
3 《リシャーダの港/Rishadan Port》
3 《不毛の大地/Wasteland》
3 《Taiga》
2 《山/Mountain》
●サイドボード
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
3 《血染めの月/Blood Moon》
2 《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
2 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
2 《Pyrokinesis》
1 《真髄の針Pithing Needle》
1 《三なる宝珠/Trinisphere》
虚空の杯が“守りの2ターン目アクション”だとすれば金属ミミックは“攻めの2ターン目アクション”です。
ゴブリンは分類上ビートダウンにあたるので、金属ミミックは虚空の杯よりもデッキコンセプトには合致しています。
虚空の杯と金属ミミック、どちらも選択肢としてアリならば後者を選んだ方が理に叶っているのは間違いなさそうです。
そこで正月休みも返上して金属ミミックを試してみたところ・・・・・・
駄目でした。
何回一人回しをやっても満足いく結果は得られませんでした。
理由は二つ
1、金属ミミックのカードとしてのインパクトが虚空の杯より劣っている
2、横並べ戦略がパワーデッキ溢れる今のレガシー環境では通用しない
虚空の杯は2T目に設置できてしまえば多くの相手に有利になります。実質2Killすらあります。
ですが金属ミミックはそうではありません。
除去られず後続をどんどん展開することが必要不可欠で、仮に上手く事が運んでもそれでDeath and Tax、Eldrazi、BUG Cascade等の虚空の杯が効果的でない相手を圧倒できるかといえばそんなことも無さそうです。
従僕に除去を打たせてからーの金属ミミック→熟練煽動者も見た目上は良さそうですが、実践でどれだけ通用するものやら甚だ疑問です。
フツーに『①R 2/1 ゴブリン あなたのコントロールする他のゴブリンは+1/+1修正を受ける』とかだったら話は全く変わったと思うんですけどねえ・・・
場に出ればゴブリンなので焼却者のカウントに入ったり酋長で自身が強化される点は加点対象なのですが、イマイチな感は拭えません。
というか金属ミミックがゴブリンにとってアリなカードなら、形は違えど同じ2マナ全体強化の共同の功績だって多少は使われていてもよさそうです。
しかし、現実はというと共同の功績を入れたゴブリンなんて現在全く見ません。(2005年~2007年くらいのゴブリンはちょいちょい入れてましたけど)
そのことからも金属ミミックはゴブリンで使うのはちょっと厳しいんじゃないかと思いました。
・・・というわけで、今回の金属ミミックを通じて、今後も勝ちを狙いにいくならメインに虚空の杯を突っ込んだチャリスゴブリンを握るのがベストだと再認識しました。(特にオチ無し)
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/aether-revolt
新規カードは12月からぼちぼち公開されていたとはいえ、プレビューウィークが一週間しかなかったのでとても駆け足でしたね。
前回のエントリー(12月26日)で「来年もゴブリンにとってより良い状況になることを願うばかりです。」と書いたのも束の間、そこからわずか一週間後にゴブリンに入りそうなカードお披露目されました。
ご存じ金属ミミックです。
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金属ミミック/Metallic Mimic ②
アーティファクトクリーチャー 多相の戦士
金属ミミックが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを一つ選ぶ。
金属ミミックは、他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
あなたがコントロールする選ばれたタイプを持つ他の各クリーチャーはそれぞれ、+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。
2/1
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アトランティスの王に憧れてゴブリンも長い間2マナロードを欲していたのですが、その願いが2017年になってようやく実現しました。
従僕のブロッカーとして出てきた死儀礼・石鍛冶をブチ抜けないのが癪ではありますが、除去られても+1/+1カウンターは残るので酋長の下位互換というわけではありません。
そこで、この数日間は金属ミミックを入れたゴブリンの一人回しにずっと励んでいました。
案① 赤単タッチ黒緑 金属ミミックゴブリン
●メインボード
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《金属ミミック/Metallic Mimic》
3 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser》
2 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
1 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1 《棘鞭使い/Stingscourger》
1 《火花鍛冶/Sparksmith》
1 《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
1 《ヤスデ団/Earwig Squad》
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
1 《タール火/Tarfire》
4 《山/Mountain》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
3 《不毛の大地/Wasteland》
2 《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》
1 《Taiga》
1 《Badlands》
●サイドボード
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
2 《血染めの月/Blood Moon》
2 《Pyrokinesis》
2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1 《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》
1 《真髄の針/Pithing Nedle》
1 《三なる宝珠/Trinisphere》
案② 赤単タッチ緑 熟練金属ゴブリン
●メインボード
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの熟練煽動者/Goblin Rabblemaster》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《金属ミミック/Metallic Mimic》
3 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
3 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
2 《棘鞭使い/Stingscourger》
2 《騒乱の発端、グレンゾGrenzo,Havoc Raiser》
2 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
2 《タール火/Tarfire》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《くすぶる劣塔Smoldering Spires》
3 《リシャーダの港/Rishadan Port》
3 《不毛の大地/Wasteland》
3 《Taiga》
2 《山/Mountain》
●サイドボード
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
3 《血染めの月/Blood Moon》
2 《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
2 《稲妻造り士/Lightning Crafter》
2 《Pyrokinesis》
1 《真髄の針Pithing Needle》
1 《三なる宝珠/Trinisphere》
虚空の杯が“守りの2ターン目アクション”だとすれば金属ミミックは“攻めの2ターン目アクション”です。
ゴブリンは分類上ビートダウンにあたるので、金属ミミックは虚空の杯よりもデッキコンセプトには合致しています。
虚空の杯と金属ミミック、どちらも選択肢としてアリならば後者を選んだ方が理に叶っているのは間違いなさそうです。
そこで正月休みも返上して金属ミミックを試してみたところ・・・・・・
駄目でした。
何回一人回しをやっても満足いく結果は得られませんでした。
理由は二つ
1、金属ミミックのカードとしてのインパクトが虚空の杯より劣っている
2、横並べ戦略がパワーデッキ溢れる今のレガシー環境では通用しない
虚空の杯は2T目に設置できてしまえば多くの相手に有利になります。実質2Killすらあります。
ですが金属ミミックはそうではありません。
除去られず後続をどんどん展開することが必要不可欠で、仮に上手く事が運んでもそれでDeath and Tax、Eldrazi、BUG Cascade等の虚空の杯が効果的でない相手を圧倒できるかといえばそんなことも無さそうです。
従僕に除去を打たせてからーの金属ミミック→熟練煽動者も見た目上は良さそうですが、実践でどれだけ通用するものやら甚だ疑問です。
フツーに『①R 2/1 ゴブリン あなたのコントロールする他のゴブリンは+1/+1修正を受ける』とかだったら話は全く変わったと思うんですけどねえ・・・
場に出ればゴブリンなので焼却者のカウントに入ったり酋長で自身が強化される点は加点対象なのですが、イマイチな感は拭えません。
というか金属ミミックがゴブリンにとってアリなカードなら、形は違えど同じ2マナ全体強化の共同の功績だって多少は使われていてもよさそうです。
しかし、現実はというと共同の功績を入れたゴブリンなんて現在全く見ません。(2005年~2007年くらいのゴブリンはちょいちょい入れてましたけど)
そのことからも金属ミミックはゴブリンで使うのはちょっと厳しいんじゃないかと思いました。
・・・というわけで、今回の金属ミミックを通じて、今後も勝ちを狙いにいくならメインに虚空の杯を突っ込んだチャリスゴブリンを握るのがベストだと再認識しました。(特にオチ無し)
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